『ままの川』
土曜日の「舞踊・邦楽鑑賞会」が近づいてきました。
私が舞わせていただく『ままの川』は、思うままにならない遊女の心情を描いた曲です。
♪夢が浮世か浮世が夢か 夢ちょう里に住みながら人目は恋を思い川 うそも情けも ただ口先で 一夜流れのいもせの川をその水くさき心から よそのかおりを襟そでぐちに つけて通わばなんのまあ かあいかあいのからすの声に さめてくやしきアアままの川
流れるような山村流らしい振付ですが、意外にも過去30回の「舞踊・邦楽鑑賞会」では演じられたことがないそうです。
私自身は3度めですが、毎回初めて舞うような気持ちになります。
この曲は義太夫『壷阪霊験記』では冒頭部分が沢市の独吟に使われていますので、文楽好きの方は聞き覚えがおありかも。
とても美しい音調ですから、ぜひ舞地をご担当くださる菊原光治先生の素晴らしい演奏もご堪能ください。
ただいま私の手持ちにチケットが10枚ほどあります。
メールくださいましたら、受付にてチケットをお取り置きさせていただきます。
5月9日(土)午後1時開演、大阪・国立文楽劇場。4300円。私は2時過ぎに出演です。
どうぞよろしくお願いいたします。