トークイベント「上方芸能と宝塚歌劇」
あーっという間に今年も半分が終了、日々が過ぎていくスピードのあまりの早さに驚いています。
上半期は、別府のAPU立命館アジア太平洋大学でのコラボ公演、いくつかの共催公演、社中のおさらい会など、おかげさまで充実した毎日でした。
しばらくブログも手つかずでしたので、先日のトークイベント「上方芸能と宝塚歌劇」について、振り返ってみます。
会場は、大阪・曽根にある、テレビなどでもお馴染みの宗教学者・釈徹宗先生の私塾、練心庵。
私はこちらで月1回グループ稽古をさせていただいているのですが、ふだんは釈先生の講座や、さまざまな分野のゲストを迎えられてのイベントが行われています。
『ツレがうつになりまして。』などの作品で有名な細川貂々先生とも、練心庵のイベントで知り合い、上方舞にご興味をお持ちくださって、お稽古に来られるようになりました。
また貂々先生は、宝塚歌劇が好き過ぎて、ついに宝塚市に移住されたという方なので、ぜひ私もご一緒させてくださいとお願いして、ほぼ毎公演、宝塚大劇場にお連れいただくようになりました。
山村流とは縁の深い宝塚歌劇なのに、ほぼ観たことがなかった私。
貂々先生の名ナビと共に観る宝塚歌劇は、新鮮な発見の連続でした。
同時に、上方芸能界に在籍する者として、隆盛をほこる宝塚歌劇に対し、なぜ伝統芸能が少しさみしい状況になっているのか…の答えが、ぼんやりと見えた気がしました。
この話を、同じく上方舞のお稽古にお越しで漫画家の、一ノ瀬かおる先生にすると、ずいぶん面白がってくださり、では練心庵でトークイベントやりましょう!と、とんとん拍子に。
当日の進行もかおる先生にお願いしました。
当日のお客さまの男女比は、3:7くらいだったでしょうか。
貂々先生の宝塚歌劇への愛あふれる言葉、かおる先生の鋭い質問に、うんうんと強く頷きながら聞いてくださる女性の皆さま、複雑な苦笑いをうかべる男性の皆さま。
男性と女性の反応が、くっきりわかれるのが印象的でした。
そして時々爆笑されてる釈先生。
私もなんだか言いたい放題、気のゆるせる方々と楽しく話してるうちに90分が終わりました。
終了後も会場の熱気はおさまらず、たくさんのご質問をいただきました。
ぜひ続編も、とのお声も。
このテーマはいくらでも広がりそうなので、またこんな機会があれば嬉しいです。
お越しくださった皆さま、貂々先生、かおる先生、そして釈先生、ありがとうございました!