日本舞踊・上方舞 山村若静紀

昨日は東京・曙橋のスタジオで、8時間かけて雑誌の撮影がありました。
とても和気あいあいと楽しい現場で、ご縁を大変嬉しく思いました。

今朝は大阪のご宗家宅で、最後の「南地 大和屋 へらへら踊り」稽古。
大和屋の大女将さんもお越しになり、曲の間などについて細かくご指導いただきました。

夕方からは、友人が出演の狂言発表会へ。
舞台上の皆さまが緊張感を持たれつつも楽しそうで、いい雰囲気のお稽古場なのやなぁと思いました。

おかげさまで3回講座の「上方伝統芸能あんない」がすべて終了いたしました。
東京で上方の芸能や文化のお話をさせていただきましたこと、とても嬉しく、私自身も大変勉強になりました。
お越しくださった皆さま、スタッフの方、本当にありがとうございました。

3回目の上方演芸(落語、講談、浪曲)と狂言編は、実際に口演をお聞きいただくことに重点を置きました。
まずは江戸落語と上方落語の違い、それから落語と講談の違い。
そして浪曲の可能性、また狂言と落語の共通性などについて、かけ足でお話いたしました。

お越しくださった方からは、実際に聴きに行きたくなった、ずっと疑問に思っていたことが解決したなど、嬉しいお言葉をたくさん頂戴しました。

このようなご縁をいただきましたことも、大変有り難く存じます。
改めてご紹介くださったSさん、ありがとうございました。

東急セミナーBE二子玉川校での講座「上方伝統芸能あんない 弐」上方歌舞伎と文楽編、無事に開講させていただきました。

まず文楽の成り立ちから、ジャンル、見どころなど。
そしてCDで義太夫、おまけで常磐津、清元、長唄、新内、地歌を聴きくらべていただき、そのあと江戸歌舞伎と上方歌舞伎の違いなどについてお話いたしました。
着物姿でお越しくださった方も多く、私自身も大変楽しかったです。

最終回である次回は3月25日(火)、上方演芸(落語、講談、浪曲)と狂言編になります。
少人数の講座ですので、ぜひお早めにお申し込みください。

おかげさまで昨年ご好評をいただいた『静月会～和を愉しむ夕べ』、今年も開催させていただくことになりました。

2回目になる今年は、邦楽家の杉浦聡先生にお越しいただき、地唄舞を生演奏でお送りいたします。
また杉浦聡先生は胡弓の奏者としてもご活躍ですので、ゲストのコーナーではたっぷり胡弓の音色もお楽しみください。
三味線や胡弓、また邦楽全般についてのミニレクチャーもございます。

私は「月」をテーマに、地唄を2題、舞わせていただきます。

会場は夏目漱石ゆかりの名刹、小日向・本法寺さん。
美しいお庭をのぞむお座敷が当日の会場になります。

秋の夜長のひとときを、ぜひゆったりとお過ごしください。

お問い合わせ・お申し込みは本法寺さんまで→ http://www.kobinata-honpouji.com/sp/