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「怪談 其二 」
7月7日、人形町の老舗料亭・よし梅さんにて開催の「怪談 其二~嘆きと怨み、怖い噺と狂い舞」にお越しくださった皆さま、ありがとうございました!
暑い時期に何か涼しくなるような曲を、ということで『鉄輪』を舞わせていただきました。
『鉄輪』は、夫に捨てられた女性が、夫と新しい妻を呪い殺すために貴船神社で丑の刻まいりをするのが主題になっています。
後妻の髪を引きずって打ち据えたり、藁人形に五寸釘を打ちつけたりというような、凄惨な振りがついています。
終演後は、おかげさまで「ぞっとした」「なんだか哀しい気がした」「共感した(!)」などのご感想をいただき、嬉しく思いました。
地唄舞をご覧いただいた後は、神田山緑先生の、怖ーい講談。
大人気の山緑先生、お客さま大喜びのご様子でした。
名プロデューサーのよし梅の若女将さま、唄と三味線をいつも安心してお願いしている村澤丈児先生、素敵な写真を撮ってくださる福原毅さん、スタッフの皆さま、そしてお手伝いの若静雪さん。
今回も大変お世話になり、ありがとうございました。
早くから満席になり、ご好評いただいたとのこと、また来年もご企画くださるそうで、今から私自身もとても楽しみです。
どうぞよろしくお願いいたします。
今回は自分で白塗りのお化粧もいたしました。
こちらももっと上手にならねば!
10月25日「第5回 静月会」
毎年恒例の「静月会」、今年も近づいてまいりました。
上方舞と、上質な和の文化を気軽にお楽しみいただけたらと、2012年から開催している会になります。
今年は、女流義太夫の竹本越孝さんと、鶴澤寛也さんをゲストにお迎えして、たっぷり素浄瑠璃をお聴きいただきます。
また今回は、複数の古典芸能に登場する「藤原淡海(求女)」をテーマにしました。
上方舞が『鐘ヶ岬』と『珠取海女』、浄瑠璃が『妹背山婦女庭訓 杉酒屋の段』。
それぞれの演目に淡海公がどうかかわるのかも、併せてお楽しみいただけましたらと思います。
会場は東京・日本橋「コレド室町3」3階、橋楽亭。
詳しくはこちらをご参照くださいませ↓
カンフェティ・チケットセンター
6~8月の出演予定
現在決まっている、若静紀の出演予定です。
どうぞよろしくお願いいたします!
6月
28日(火)19時~OBPアカデミア「第3回 上方芸能から学ぶ はんなり美人塾」ゲスト旭堂南青氏(講談師)
7月
16日(土)13時~志満金「東京稽古場ゆかた会」
20日(水)19時~「山村若静紀が聞く~おうぎの会vol.8」ゲスト平尾剛氏(元ラグビー日本代表)
26日(火)19時~OBPアカデミア「第4回 上方芸能から学ぶ はんなり美人塾」河内音頭の踊り方編
8月
19日(金)19時~OBPアカデミア「第5回 上方芸能から学ぶ はんなり美人塾」日本舞踊編
27日(土)11時~国立文楽劇場小ホール「山村若佐紀 上方舞 夏の会」『八島』
28日(日)11時~国立文楽劇場「浪花の会」『雪』
第9回 はるの会
おかげさまで、無事に「第9回 はるの会」を開催させていただきました。
大広間いっぱいのお客さまがお越しくださり、出演者一同とても嬉しい気持ちで舞わせていただくことができました。
ご来場の皆さま、本当にありがとうございました。
まずは若静紀の師匠、山村若佐紀先生からご挨拶。
そしてまず若静紀『松の双葉』でおひらき、それから門人の若静和の弟子3名が続きます。
私にとりまして孫弟子の初舞台は、胸に迫るものがありました。
順調にプログラムは進み、休憩をはさんで、スペシャルゲスト笑福亭たま師匠の落語。
先日花形演芸大賞金賞を受賞されたばかりのたま師匠、さすがの高座で会場中が惹きつけられました。
後半は名取試験の課題曲『山村舞』、ほかに若静雪『雪』、若静夏『滝づくし』、若静奈『松竹梅』、若静和『萬歳』など。
最後に私、若静紀が『十二月』で舞納め。
若佐紀師匠に大阪締めのお声をいただき、終演になりました。
会場の大阪美術倶楽部は、鴻池男爵の本宅跡。
船場で育まれた上方舞の会を、船場の風情が残る場で開催させていただけたこと、大変嬉しく思います。
また来年に向けて、社中一同精進いたします。
これからもどうぞ静紀会を、よろしくお願い申し上げます。
「第4回 静月会」ありがとうございました
おかげさまで10月25日、無事に「第4回 静月会」を開催させていただきました。
お越しくださった皆さま、本当にありがとうございました。
今回は、まず地唄舞『菜の葉』でおひらき。
地方(演奏)は杉浦聡先生です。
そのあと、着物スタイリストの秋月洋子さんとのトークタイム。
ふたりのうしろの書は、秋月さんの『道』という作品。
以前、秋月さんの書展で作品を拝見し、ぜひ舞とのコラボをお願いしたいと申し上げて、今回2年ごしで念願が叶ったことになります。
それから杉浦先生の小唄の演奏があり、中入り。
最後は地唄舞『ままの川』。
秋月さんの『道』と、運命を川の流れに例えた『ままの川』は何か通じるように気がして、この曲を選びました。
本法寺さんの風情のあるお座敷て、燭台の灯りのなか舞わせていただき、とても幸せに思いました。
終演後に空を見上げると、ちらしと同じかたちの美しい十三夜のお月さん。
今回もたくさんの方にお世話になりました。
お忙しいところ快くご出演くださった秋月洋子さん、地方の杉浦聡先生、素敵な会場を整えてくださった本法寺さん。
そして親身にお手伝いくださったスタッフの皆さまにも、重ねて御礼申し上げます。