「山村若佐紀 上方舞の会」
3年に1度のリサイタル「山村若佐紀 上方舞の会」が、いよいよ明後日、開催になります。
私は3時頃『珠取海女』、門下からは若静和が名取披露として1時頃『雪』、五歳の弟子が12時頃『手習子』を舞わせていただきます。
若佐紀師匠は6時頃『十三鐘』、若ご宗家は6時半頃『三国一』の予定です。
それぞれ30分くらい前後することがありますので、時間に余裕を持ってお越しくださいますと有り難く存じます。
チケットは当日も若干ご用意しておりますので、受付にて「若静紀」とお伝えください。
私が舞わせていただきます『珠取海女』は、能『海士』を地歌にうつした本行物の大曲になります。
竜神に「面向不背の珠」を奪われた藤原淡海が、海女と契り一子をもうけ、その子供を世継ぎにする約束で、海女に珠を取り戻してくれるよう頼みます。
海女は苦闘の末、珠を取り返し、自分の乳を切ってその中に珠を押し込め陸に上がる…という内容です。
身の丈を越えた難曲を舞わせていただくことに身が引き締まる思いで、稽古を重ねてまいりました。
当日は精一杯つとめさせていただきます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
2014年6月29日(日) 10:30開場 11:00開演
大阪・日本橋 国立文楽劇場
5000円